ドリルで穴をあける。
すごく頻繁に行う作業だと思います。
では、その穴は何であけていますか?
ハンドドリル?
もし手動の電動ドリルで部品への穴あけをしていて、しかもある程度ちょくちょくやるならば、安いもので構わないのでボール盤を購入したほうがいい。
ドリルの位置など穴あけできるサイズなどの確認は必要ですが、はるかに簡単で、楽にできると思います。
力が要らない
穴あけをする材質にもよりますが、ハンドドリルだと非常に力が必要になることがあります。
特に、鉄やステンレスでそこそこ厚みがあるものに何カ所も穴をあけるなんてときは、大変です。
それがボール盤だと本当に楽に穴をあけることができます。
使うまではこういうものだと思って作業しているので、気が付きませんが、一度使ったらもうハンドドリルには戻れませんね。
座繰り穴も可能に
六角穴付きボルトの頭を表面から沈めて使いたい。
いわゆる座繰り穴を加工したい時、金属の場合ハンドドリルではできません。
これがボール盤があればきれいに加工できます。
こういったドリルをボール盤にて使用すれば簡単です。
フライスがなくても、安価なボール盤だけで問題なく加工できます。
小さなものの加工も楽
小さなものをハンドドリルで開けるのは難しいです。
バイスにくわえて、左手でワークをおさえて、右手にドリルで加工しますが片手なので力も入りませんし、ドリルを真っすぐ固定するのも難しい。
バイスをテーブルなどに固定すれば両手でドリルを持てますが、小さなものに真っすぐ穴をあけたいような場合、なかなか難しいですよね。
こういったものこそボール盤の出番。
ボール盤なら真っすぐ穴をあけるのは非常に簡単です。
さらに、ボール盤のテーブル面にはバイスを固定する穴もあるので別にテーブルなども不要です。
性能は価格なり
ボール盤は非常に便利なものですが、いいものは高い。
個人的には、できるだけいいものを購入したほうが利用範囲が増えていいとは思いますが、あえて格安のものを購入するのもありだと思います。
格安のものと高価なものの違いは、パワーと精度。
例えば、安いものだとステンレスに穴あけしようとすると、フレームごとたわんでしまって真っすぐな穴はあけられません。
ドリルの回転数は落とせるので、穴はあくけど精度はちょっと・・・といったところ。
なので、木材ややわらかい素材が多い場合は、安価なものでかまわないのかなって思います。
後はドリルの穴径や位置の精度などもありますが、そのあたりはハンドドリルからの置換と考えると、それほど重要でないような気がします。
もともと手でドリルを持って加工していたのだから、それほどの制度は不要だと思いますから。
精度を求めるなら、やはりある程度の値段のものを購入すべきでしょう。
私が安くても一つこだわりたいのは、上下に動くテーブルが付いていること。
これだけは譲れません。
一番下のベースだけだとやはり不便です。
安価なものでよいならこちら。
SK11 卓上ボール盤 300W SDP-300V
でも、おすすめは結構高くなってしまいますがこれ。
安価なものの上位グレードとなります。
値段も違いますが、当然ですが性能も違います。
テーブルの上下もハンドルで行えますし、当然パワーも違う。
分厚い鉄やステンレスによく使う場合はこちらがおすすめです。
一度こちらを使うと、安価なほうは使う気にならないかも。
ただ、使用頻度や使い方などから別に安いほうで十分という方もいると思いますので、とりあえず安いほうを買うのもあり。
今ハンドドリルを使って穴あけをしているという方は、ボール盤があると作業がとても楽になると思います。
穴あけに力を入れるので腕が疲れてしまう、なんてことはなくなるでしょう。
コメント