ドリルではあけることができない大きな穴をあけたい。
こんなときホールソーを使います。
ホールソーの種類
鉄板などに穴をあける金属加工用のホールソーとしては、2種類あります。
バイメタルと超鋼。
この二つでは形状も異なっています。
こちらはバイメタルのホールソー。
ユニカ(unika) ハイスホールソー ツバ無し 22mm HSS-22TN
たいていハイスとバネ鋼などを張り合わせた形になっています。
ちなみに色については、塗装してあるだけなので、使っていると剥げてきます。
そして、こちらは超鋼のホールソー。
ユニカ(unika) 超硬ホールソーメタコアトリプルMCTRタイプ MCTR-22
刃先には超鋼のチップがロウ付けされています。
色は素地のままなのではげることはありません。
ちなみに、例として挙げたのは、バイメタル、超鋼ともに、ユニカのものです。
個人的に、このユニカの超鋼のホールソー、メタコアトリプルを主に使用しています。
どちらがつかいやすい?
値段も違うので当然なのですが、圧倒的に超鋼のホールソーです。
まず、ステンレスなどに穴をあけたいなら、必然的に超鋼。
そして、楽に穴があけたいなら、超鋼。
刃が長持ちするのは、超鋼。
超鋼がバイメタルに劣る面はほとんどないといってもいいと思います。
バイメタルを選ぶときがあるとすれば、樹脂や石膏ボード、木材に使うなど穴をあける相手が比較的柔らかいものの場合です。
後は、コスト面。
1回限りしか使わないようなサイズの時などは、薄い鉄板などでもバイメタルでいいかもしれません。
おすすめはどちら?
おすすめは当然、超鋼のホールソーです。
ただ、値段のことを考えると、使用するのが一度だけなら、どうしようか悩みますね。
でも、もしまた使うかもしれないなら、超鋼がいいと思います。
たったの2回のために超鋼はもったいない。
そう思うかもしれませんが、金属に穴をあけるなら超鋼と考えていいと思います。
塩ビなどの樹脂や石膏ボードとかならバイメタルでも問題ない。
価格差は確かにあるのですが、何度か使えば価格差なんて微々たるものですし、さらに言うなら、これだけ作業が楽で早くできるならこの価格差でも仕方ないと感じると思います。
それくらい使用感が違いますので、どうしてもおすすめは超鋼になってしまいます。
塩ビや樹脂にしか使わないのならハイスのバイメタルもあり。
こういう刃ものは基本的に消耗品。
あえて安いものを購入して、だめになったら買い替えればいい、という考え方もあります。
それでも、個人的にホールソーは超鋼がおすすめです。
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