宅内のLANケーブル工事のために、LANケーブル自体を作る必要がありました。
ただ、この分野については、まったくの専門外。
なのでいろいろな工具を試したわけではありませんが、思いのほか簡単で、まったく失敗しないで作れたのでおすすめしてみます。
ちなみに、これまでLAN工事の時はこちらを使っていました。
パナソニック ぐっとす情報モジュラジャックLAN表示付 CAT6 ホワイト NR3170W
これだと壁にあるコンセントのところに簡単にLAN接続用の差込口ができるので非常に便利です。
壁内に配管さえあって配線を通すスペースがあればまったく問題なくLAN工事ができます。
さらにいいところは、他に特別な工具がまったくいらないところ。
LANケーブルを作るにはかしめるための圧着機が要りますが、これは本当に何もいらない。
ケーブルの外皮だけむけば後はモジュラジャックのキャップ自体で押し込めば完了。
これがあれば工具はいらないと思っていたのですが、そうはいかない場合に遭遇しました。
それは床から配線が出ている場合です。
床にはコンセントの枠などはありません。
孔があってそこから直接配線が出ているのです。
現在は、電話線とLAN配線が1本ずつ出ている。
やりたいことは、ここにLAN配線をもう一本追加したい。
でも、床に孔が開いている状況だと上のものではやりようがない。
机の下になるので枠につけずに、そのまま転がしておいてもいいかもしれませんが、ちょっと見た目が気になります。
何か方法はないかと探したら、こういうものもありました。
これにLANケーブルをつなぎます。
ケーブルの接続は上のモジュラジャックのものと同じで工具いらず。
その点はいいのですが、この小さな四角いプラスチックが床に転がることになるのもやはり見た目がいまいちです。
いろいろ考えたところLANケーブルを製作するのが一番いいように感じました。
現状の電話線とLAN配線と同じように、ケーブルを直接出して、ハブにつなぐ形。
そのためにはかしめる工具が必要です。
いつもなら一番高い工具を購入するところですが、LANの工事などで実際に使うのはこれまでの経験から年に1回程度しかありません。
さすがにこの使用頻度では高価な工具はもったいなすぎます。
さらに、 NR3170W で済んでしまうことのほうが多いので、ケーブルをかしめる工具なんて何年かに1度しか使わないということです。
そこで、こちらを購入してみました。
エレコム RJ45コネクタ用ラチェットタイプかしめ工具 単線・ヨリ線両対応 LD-KKTR
まったく使ったことのない工具なのでどれを選んでいいかわかりませんでしたが、せっかくなので、RJ45だけでなく、RJ11にも対応したものにしてみました。
まあ、使うことは無いような気がしますが・・・。
かしめるコネクタ部分はこちらを購入。
エレコム RJ45コネクタ Cat6対応 単線ヨリ線共通 つめ折れ防止コネクタ 10個入り LD-6RJ45T10/T
同じエレコムなのでまず間違いないはずです。
ちなみに、ケーブルはカテゴリー6です。
で、使用感ですが、初めにケーブルの外皮を向いてコネクタのロードバーの小さな穴に差し込みます。
これが一番難しかった。
難しいといっても、おそらく慣れの問題です。
ケーブルの細い線をしっかりとほぐして真っすぐにしてから作業すれば、1回目はちょっと苦戦しましたが、2回目からは2、3分で差し込むことができました。
次は、それをロードバーごとコネクタの奥までしっかりと差し込む。
あとはかしめ機でかしめるだけです。
すごく簡単。
まだ、4ヶ所しかかしめてませんが、今のところすべて成功。
この工具とコネクタの組み合わせなら、失敗することは無いような気がします。
LANケーブルを1本だけ作らなければならなくなったような方には非常におすすめの工具です。
仕事などで頻繁に使う方は、やはりこちらのようなものを。
パンドウイット モジュラプラグ圧着工具 マルチタイプ ケース付キット MPT5E-KIT
そういった方以外には、上のエレコムのもので十分だと思います。
本当に簡単にできますので、おすすめです。
最後に、なぜ今回カテゴリー 5e でなく 6 なのか?
理由は、在庫のケーブルが大量に余ってしまっているからです。
ケーブルが6なのでせっかくなので、6を使用しているだけ。
本来は 5e で十分なので、これから購入する方は コスト面を考えて、ケーブルもコネクタも 5eを選んだほうがいいでしょう。
相当大規模な工事でもない限り、CAT6のメリットはないはずですから。
カテゴリーについては、詳しくは、ネットで調べてみてください。
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