溶接は腕よりも道具

DIY全般
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溶接は、腕の差が出る。

特に溶接棒を使う普通のアーク溶接は腕の差が出やすいと思う。

私の場合、半自動(炭酸ガス)とTIG溶接はよく使うのですが、普通の溶接棒によるアーク溶接はあまりやっていませんので、素人に毛が生えた程度の腕前です。

そんな私が感じたことは、溶接の腕よりも、溶接機の差のほうが大きいのではないか?ということ。

特に、溶接機の電圧です。

どれだけ腕のいい人であっても、溶接機が100Vでは、なかなかうまくできるものではありません。

いくら溶接電流が低くて大丈夫な条件だとしても、100Vの溶接機はほとんど使い物にならないと考えていいかもしれない。

それくらい難しいのです。

もしかしたら、相当な腕前の方なら上手にできるのかもしれませんが、すくなくとも私では無理でした。

溶接はできますが、見た目をきれいに、だったり、強度をしっかりと、というようなきちんとした溶接を望むことは難しそうです。

そして、この溶接機の電圧が100Vから200Vに変わると溶接作業の難易度が格段に下がります。

下のこれなら100V、200V兼用なので、どちらでも使えます。

スター電器製造(SUZUKID)【オンラインストア限定モデル】100V/200V兼用 直流インバーターアーク溶接機 スティッキー140 STK-140

兼用で100V、200Vどちらでも使えるとはいうものの、はっきり言って、100Vと比較すると200Vが断然いい。

個人的には、これを使ってみて衝撃を受けました。

この値段の溶接機でこれほど溶接がやりやすいとは思いませんでした。

知り合いに頼まれてホームセンターで購入してきたものを使ったことがあったのですが、もう段違いのレベル。

薄い板ならプロでもこれでいいのでは?と感じてしまった。

ちなみに、もう少し色気を出して、こちらもどうだろうと考えてしまうかもしれません。

スター電器製造(SUZUKID) 200V専用 直流インバータ アーク溶接機 アイマックス200 SIM-200

これだとTIG溶接もできるとなっているので、今は不要でも後々のことも考えて、ちょっと欲張りたい気持ちになりますが、この機種はTIGの場合、リフトスタートとなっています。

母材に電極をタッチさせて溶接を始めるもので、TIGでそのスタートは難しすぎるような気がしますので、これはあまりお勧めできないかもしれません。

もう少し予算を出して欲張るならば、TIGよりも、半自動のものを検討するのがいいかも。

スター電器製造(SUZUKID)【オンラインストア限定モデル】100V/200V兼用 インバータノンガス半自動溶接機 Buddy140 SBD-140

これを使ってさらに衝撃受けました。

ノンガスとはいえ、半自動がこの価格。

その上、200Vでしか使っていませんが、何の問題もなく溶接できました。

アーク溶接機の値段にプラスしてたったの15000円程度で半自動溶接機が買える。

その上、半自動をやったことがある人ならわかると思いますが、作業性、溶接の難易度、どれをとっても普通の棒のアーク溶接に比べると半自動は圧倒的に簡単で楽。

仕事で言わせてもらうなら、工場内で溶接するときに、半自動ではなく、溶接棒で溶接したい場合はあるか?と聞かれれば、無い、と私なら答えます。

あえて言えば、半自動のトーチがどうしても入らないようなところを棒で溶接するくらい。

それくらい半自動が楽なのです。

まあ、工場ではさらに炭酸ガスがあるのでもっと楽ではありますが、ガスなしても、圧倒的に半自動がいいのは間違いない。

本当のことを言えば、こちらがよりおすすめではあります。

スター電器製造(SUZUKID)200V専用 インバータ半自動溶接機 アイノーヴァ140 SIV-140

ガスも使用可能になるので、ガスをつなげば普通のワイヤーも使える。

持ち運ぶときは、ノンガスで使えばいいから、現場作業が便利かも、と考えて、実際に仕事用に買おうかと検討したことがあります。

ただ、仕事ならともかくDIYとなると、上のノンガスの半自動溶接機の倍の値段になるのがネック。

さすがにちょっと高いと感じるかもしれません。

そこを考えると、DIYなら特にやはり先に紹介したSBD140がいいかな。

ノンガスなので、使うワイヤーはフラックス入ワイヤーを購入してください。

スター電器製造(SUZUKID)ノンガス軟鋼 0.8φ*0.8kg PF-01

セットになったものもありました。

最初はこちらが便利かもしれません。

ワイヤーには、径に種類があってその場合、トーチのチップも交換しないといけませんので注意してください。

紹介したどの機種にも言えますが、最近の溶接機の進化とその価格の安さには本当に驚かされます。

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