古い皿ねじ、六角穴付きボルトを外すとき便利 ネジバズーカ

作業工具
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ネジザウルスは非常に便利ですが、ペンチのような構造のため、つかむ頭がなければ使えません。
皿ねじや座グリに埋まっている六角穴付ボルトなどには使うことができないのです。
そんなときのための道具がこれ。


エンジニア ネジバズーカ ネジ外し専用工具 DBZ-55B

ネジバズーカというすごい名前が付いていますが、使い方はいたってシンプル。
まずは、各ねじのサイズに合ったビットを打ち込む。
ビットを外れないねじ頭にあてがい、ハンマーで叩き食い込ませる。
それにハンドルを取付けて、力いっぱい回す。
たったこれだけ。
この説明だけだと、なんとなく手動のインパクトドライバーでもいいような気もする。
皿ねじなら、このような手動のインパクトドライバーで十分です。


ベッセル(VESSEL) インパクトドライバー No.260002

でも、このセットにも付属している六角穴付ボルト用のビットがあるのがネジバズーカの大きなメリットだと思います。
個人的には、皿ねじにはネジバズーカを使用したことはありません。
使ったのは六角穴付ボルトにだけです。
かなりの本数が腐食によって頭がだめになっていたのですが、ほとんど外すことができました。
はっきり言って有るのと無いのでは、作業時間にかなりの差が出ます。
大体、10個くらいの頭がだめになっていたのですが、これで9本は外すことができました。
残りの一つは無理だったので、ねじの下穴径より細いドリルでボルトごと穴をあけ、ボルトはほとんど切子になり、最後にタップで雌ネジをさらってそれも外すことはできました。
もし、ネジバズーカが無かったら、10個全部をドリルで穴あけしなければならなかったと思うと、値段から考えて持ってて損はないと思います。
この後、すぐに
今のところ活躍はしていませんが

ちなみに皿ねじにもネジバズーカが効果的だと考えられるシチュエーションもあります。
たとえば、インパクトドライバーをつかってガンガン叩くことができないような部品のねじを取り外したい時。
こんな時には、ネジバズーカなら、初めに叩き込む必要がありますが、インパクトのように何度も叩き込む必要はないため、適していると思います。
私の場合は、そこそこ強い力で叩いてもいいものばかりなので、やはり皿ねじにはインパクトドライバーで十分なのかもしれません。
まったく叩いてはだめなものに使用する場合は、こちらもあります。


エンジニア ネジモグラ 潰れた六角穴付ネジ(対辺5mm)用ビット DBZ-65

こちらは使用していませんので、どの程度使えるかはわかりませんが、ものが壊れそうで叩きたくないときは試してみる価値はあると思います。

ネジザウルスもそうですが、こういった工具は、トラブルの時にしか使用しません。
上手に作業をしていると、もしかすると数年使うことはないまま工具箱の中で眠ってしまっていることもあります。
でも、値段を考えると、数年の間に一度でも使えば元が取れる、というような値段。
皿ねじや六角穴付ボルトを利用する方は念のため持っておくと、もしもの時に作業時間を短縮してくれるでしょう。
六角穴付ボルトのためだけに買っても損ではないと思います。
セットには六角穴付ボルト用として、対辺2.5-3.0のみなので、それ以外のサイズの六角穴付ボルト用ビットも追加して準備しておくといいでしょう。
どれもたいした値段ではありませんから。


エンジニア ネジバズーカ ネジ外し専用工具 DBZ-55B

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