インパクトドライバとドライバドリルの使い分け

充電式
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インパクトドライバとドライバドリル。

同じようですが、きちんと使い分けないとかなり面倒な場合もあります。

特に、インパクトドライバーは便利ですが、あまり使わないほうがいいという個所もあるので注意が必要です。

違いはなに?

インパクトとドライバドリルの違いは、打撃があるかないかにつきます。

インパクトと言う名前の通り、打撃を加えながら回転します。

ボルトを締めきったりして回転しづらくなくなると、打撃が加わっているのがよくわかると思います。

打撃というとわかりにくいのですが、イメージとしては、ハンマーで叩きながら回しているということ。

ボルトを回すときに、スパナをハンマーで叩いて締めこんだり、緩めたりしているというのがわかりやすいイメージですね。

それに対して、ドライバードリルの場合は、打撃はありません。

打撃がない分、回転スピードは速いのですが、一度回転が止まると、それ以上は回りません。

ただ、フルスピードで回してしまうと、かなりの力になってしまうので、ドライバドリルには、たいていクラッチが付いています。

クラッチにより締めるのにも緩めるのにも力加減を自動で行うことができます。

この力加減のクラッチがインパクトドライバには付いていない。

インパクトドライバにも、打撃力の調整機能がありますので調整はできるのですが、ドライバドリルほどには細かくは調整できません。

力加減をするなら、作業者がある程度で回すのを止めるなど、トリガー操作によって手動で力加減をすることになります。

この違いがインパクトドライバとドライバドリルの違いです。

もう一点大きな違いは、ビットを取付ける部分の違いです。

インパクトは、六角ビットを取付ける形状。

対して、ドライバドリルは、チャックになっていると思います。

これは回して普通のストレートシャンクのドリルを取付けることができます。

普通のチャックが付いているボール盤などと同じような構造となっています。

汎用ドリルを使ってまわせるというのがドライバドリルのメリットの一つです。

その形状の違いのため、インパクトのメリットもあります。

本体の長さです。

ドライバドリルはチャックが付いている分、インパクトドライバよりも長い場合が多いです。

これは狭い場所で使用するときに使えない場合が出てきます。

あと少しだけ短ければ・・・という状況もたまにありますので、その点は少しだけ本体が短いインパクトのメリットですね。

回しすぎるとどうなる?

ドライバドリルで回しすぎた場合、クラッチが効いて空回りします。

ガチャガチャと音をたてますが、何も起きません。

これがインパクトドライバになると、さらに大きな音と共にネジやボルトをねじ切ってしまうこともあります。

また、木工などの場合、締めすぎてしまい母材が割れてしまうことも。

打撃力は、繰り返し力を加えると本当に強い力なのです。

インパクトドライバを使う場合、特に木工など、母材が弱いものに使う場合は、締めこむ最後の段階では、トリガーを加減して締めすぎないように注意してください。

小さなインパクトは便利なことも

大は小を兼ねる、ではありませんが、14.4Vや18Vのインパクトドライバを小さなねじに使うと、上記のようなネジやボルトがねじ切れてしまう、ということがおきてしまう場合があります。

これは慣れてくればトリガー操作の加減で防げるのですが、それよりも簡単な解決方法があります。

こういった小型のインパクトドライバを使うことです。


マキタ 充電式ペンインパクトドライバ 黒 バッテリー×2・充電器付 TD022DSHXB

充電器、電池2個、ケースがセットになっています。

このインパクト自体の説明は、こちらをどうぞ。

軽い!充電式ペンインパクトドライバ

小型で軽く非常に使いやすい。

そして、小型な分、力も弱い。

大きなボルトに使うと締めきれないということなのですが、これが小さなねじやボルトでは間違ってねじ切ったり、母材を傷めないというメリットに変わります。

やはりこちらも持っていると非常に便利です。

普通のインパクトよりも、かなり軽い、というのが本当にありがたい。

それだけで普通のインパクトより手も疲れませんからね。

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