ホームセンターなどに行くと多くのドライバーが並んでいます。
持ち手が丸くなった定番の物から、様々な形があると思います。
でも、持ち手も大事ですが、それ以上にドライバーの先端のサイズが重要となってきます。
十字穴にはサイズがある
普段よく使うサイズのドライバーは+2が多いと思います。
ドライバーのサイズは、たいていどこかに書いてあります。
この+というのは単純にプラスドライバーということ。
では、2というのは何か?
これはサイズを表しています。
ドライバーの先端のサイズは、0番から4番まで計5種類のものがあるのです。
この5種類のサイズをネジの十字穴のサイズによって使い分けるのが正しい使い方。
まあ、+2のまま大き目のねじを回すことは、工具を持ち替えるのが面倒でやってしまうこともありますが、できれば避けたほうがいい。
十字穴がだめになり、ネジを交換しなければいけなくなってしまう場合もあります。
サイズの目安
それぞれのサイズの目安はこんな感じ。
0番:精密ドライバーのレベル、M2以下
1番:M2、M3
2番:M3~M5
3番:M6、M8
4番:M8以上
実際はサイズが決まっているかもしれませんが、私の実際に使ってみた感覚としてはこのような感じです。
0番はかなり小さいねじにしか合わないので、なかなか使うことはないかもしれません。
精密ドライバーセットの中の大き目のドライバーで十分だと思います。
そして、2番が一番よく使う。
3番も必須といってもいいと思います。
4番については、そのサイズまでくると、十字穴ではなく六角ボルトか六角穴付きボルトになるので、ドライバーが必要かは疑問です。
私は持ってはいるのですが、実際使った記憶がありません。
でも、4番のドライバーの先端を見るとつかった跡が残っているので、何かに使うために購入したのだとは思いますが、すでに記憶にもなく、それ以降一度も使ってないのは間違いありませんね。
M8の十字穴付ねじが3番でもしっかりと回せるので4番の出番はないのかもしれません。
2、3だけでもたいていの場合は十分ですが、まれに2番では大きすぎるものもあるので1番も持っているといいと思います。
1~3までそろっていればそれ以外が必要になることはほとんどないかもしれません。
ちなみに、0番より小さいものもあって、00番、000番と続きます。
完全に精密ドライバーと言われるものです。
ドライバーでサイズを全部そろえるより、個人的にはこれが非常におすすめ。
ベッセル(VESSEL) ボールグリップ差替ドライバーセット No.220W-3
ドライバーを先端サイズごとにそろえると工具箱がドライバーだらけになってしまいます。
差替式だと工具箱内のドライバー占有率を下げることができる。
使う前は差替部分がぐらついたりして力がかけられないのでは?と思っていましたが、そんなことはまったくなく、普通のドライバーとまったく変わりませんでした。
しかも先端が悪くなったら、交換も簡単。
さらに、インパクトなどに使う普通のビットを使えますので、長いビットや短いビットをセットすれば、奥まったねじやスペースのない場所での作業もできる。
これは本当におすすめです。
ビットにもサイズはある
インパクトなどに使うビットにも同じようにサイズがあります。
実は手動の工具よりこちらがより重要です。
インパクトなどの場合、人がドライバーを回すよりも、簡単に大きな力をかけることができます。
これは十字穴に異なるサイズのドライバーをあてて回すとインパクトの力によって一発で十字穴をだめにしてしまう可能性があるのです。
普通のドライバーよりもインパクトなどに使うビットこそ、そのネジの十字サイズに適したサイズのビットを使うことが重要です。
サイズも品質も重要
十字穴の大きさに合わせて適正なサイズのドライバーを使うのは重要。
でも、同じくらい重要なのがいいドライバー、ビットを使うこと。
いいドライバーといっても高級品という意味ではありません。
普通のもので十分です。
でも、+と-の何種類かが一緒になったドライバーセットのようなものは要注意。
先端の十字部分の精度が非常に悪いものが存在しています。
そのような工具で回すとすぐにねじ頭がだめになってしまいます。
私の場合だと、何かのおまけにもらったドライバーセットがすごい粗悪品でした。
とにかくどのサイズのドライバーもねじにしっかりとあてがってもガタが大きくて回しにくいのです。
こどものおもちゃにしか使っていませんが、非常に危険なドライバー。
これは何かの景品でただでもらったものだと思いますので仕方ないとも言えますが、あまり使わないからと極端に安価な工具を購入しても同じようなことはあると思います。
結果、逆に高くついれしまったりしますので注意してください。
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