テレビなどでたまに目にするマルチツール。
充電工具の先端が交換出来ていろいろなことができるというもの。
インパクトになったり、ドリルになったり、ジグソーになったり。
先端のアタッチメントを交換するだけでそれぞれの作業ができる。
これだけ聞くとすごく便利そうに感じますが、過去にこういったものを使った経験からいうと、あまり信用できません。
何でもできるというのは、へたすると何もできないということもあり得るんですよね。
で、ブラックアンドデッカー マルチツール。
ブラックアンドデッカー(BLACK+DECKER) マルチツール プラス 18V EVO183P1
こういうのは当然疑ってかかるので購入しません。
でも、たまたま知人が使っていまして、少し触らしてもらって驚きました。
意外と使える。
というより、むしろ値段を考えるとかなりいい感じなのでは?
やはり電圧が18Vというのが効いているのかこういう何でもできるものにしては、かなりパワーがあります。
さらに、感じたのが、コンパクトさ。
工具自体は特に小さいわけではありません。
私が見たのは、まさにフルセットの状態。
インパクトもジグソーも丸鋸も何もかもがそろっていました。
たぶん、このフルセットなのだと思います。
すごいセットなのですが、これでも意外なほどコンパクトに持ち運び出来てました。
はっきり言ってすごい。
インパクトとジグソー、丸鋸、ドリル程度しか使用しませんでしたが、どれも大きな問題はない。
普通に使えます。
丸鋸だけはちょっと問題があって、丸鋸の刃の径が小さい。
これだと分厚いものは切れません。
気になったのはそれくらいで、本当に問題なく使用できました。
こういうマルチツールがきちんと機能しているのを初めて使った気がします。
値段を考えると、フルセットのものはさすがにちょっと高いと感じますが、それでも内容を考えると、とてつもなく安い。
アタッチメントは、それぞれ別売りしているから、後から必要に応じて購入がベストかもしれません。
作業を少ししていて、ちょっとどうかなと思う点もいくつかありました。
先ほども書いた丸鋸。
これ専用の刃らしいです。
汎用品は使えないといっていました。
これはマイナス。
それと交換式でアタッチメントを簡単に交換できるとはいうものの、ジグソーで切って、穴をあけて、インパクトで締めて、またジグソーで切って、インパクトで、というような別の作業を細かく繰り返すようなときには面倒です。
本来別々の工具なら、ドリルで穴をあけた後、インパクトを持って締めるとなるのですが、いちいちアタッチメント交換が必要になります。
工具を置いて次の工具を取る。
これに対してアタッチメント交換は、やはり面倒です。
ちょっとでも楽をしたいので、思わず同じ作業を連続でやりたくなってしまいます。
でも、本当は別の作業を一連の流れで繰り返したほうが精度よく作れるという場合もあるので、そのようなときはちょっとストレスを感じるでしょう。
とはいえ、それぞれ単体で買うと、各2万円くらいはするので、すごい金額になってしまいますが、フルセットでもあの価格。
必要ないならベーシックなものだとまさに2万円強といった価格で購入できます。
とりあえず簡単に木工を始めるというような方には本当におすすめかも。
これを壊れるくらい使ったら、本格的に単品をそれぞれ購入するのがいいかもしれません。
鉄工ではどうかは私は使っていないのでわかりませんが、パワーを考えると、特に問題なく作業できると思います。
ちなみにこちらは、旧モデル。
電池容量が1.3Ahとなっています。
上で紹介したものは1.5Ah。
出来れば新モデルのほうがいいですね。
ただ、旧モデルには専用ケースが付いている。
これも捨てがたい。
ということで一番のおすすめは新型で限定専用収納バッグとインフレーターがセットになったこれです。
ブラックアンドデッカー(BLACK+DECKER) 18V マルチツールプラス【スペシャルボーナスキット】 EVO183P1-JPBI
コンパクトにまとまっていることがメリットの一つだと思うので、やはり収納できるというのは便利なのではないでしょうか?
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