DIYにおいて、インパクトドライバは、一番よく使われる電動工具ではないでしょうか。
ホームセンターなどには、アタッチメントの交換でいろいろな用途に使えるものがありますが、もっともよく使う工具ならインパクトドライバのみの機能でも十分活躍してくれると思います。
当然、普通のコンセントに挿すものではなく、充電式が使いやすい。
コードは作業の邪魔ですし、コンセントの有無を気にせず作業できます。
そして、充電式インパクトドライバの中でも、普通のタイプではなくペンタイプをおすすめします。
なぜペン式がいいのか?
普通のよくあるタイプではなく、なぜペンタイプをおすすめするか?
理由はいくつかありますが、まずはその軽さです。
これはプロでさえ思うことなのですが、工具は軽いに越したことはありません。
仕事は、できるだけ楽にしたい。
これは怠ける気持ちからではありません。
疲れてしまえば、どうしても作業が遅くなってしまうからです。
きつい作業を短時間で終えなければならないとき、もしその作業をちょっと無理してがんばって時間より早く終えることができたとしても、その後の作業のときには疲れがでてしまいます。
そして、トータルで見ると、結局いつもより時間がかかってしまった、なんてことも多いです。
さらに、疲れているとミスも増えます。
ミスは作業の遅れに直結しますし、場合によっては取り返しのつかない状態になってしまうこともありますので、ミスを減らすことは本当に重要なことです。
作業しているのですから疲れるのは当然なのですが、疲労もある程度を超えると、作業効率は一気に低下しますし、結果として製品や工事の質も低下してしまいます。
では、どうすべきか?
とにかく疲れないように楽に仕事をするべきなのです。
そのためにはいろいろな工夫が必要です。
作業方法であったり、工具などの道具を工夫する。
そうした工夫の中、作業していて感じるのは、工具は少しでも軽いほうがいい、ということ。
特によく使う工具なら、なおさらです。
そのため普通のインパクトよりも、ペン式をおすすめします。
使いこなすには慣れが必要
ペン型のインパクトドライバーを使いこなすには少し慣れが必要かもしれません。
ペンの胴体部分に正転、逆転のスイッチがあるのですが、初めて使う方には少し加減が難しい。
インパクトなので、ドライバビットなどでねじを回す時、回しすぎてしまうと少々面倒です。
でも、慣れればかなり便利だし、軽くて使い勝手も抜群。
しかも、想像よりもパワーがあり、充電も思いのほか持ちます。
私はこのタイプを使い始めるまでは、14.4Vのインパクトを使っていましたが、重くてすごく疲れました。
14.4Vのインパクトしか使っていなかったときは、それが普通なので仕方ないと思っていたのですが、ペンインパクトを使いだしたら、普通のインパクトがすごく重いことに気が付きました。
大きなボルトなら普通のインパクトで仕方ないのですが、小さなねじを締めたり外したりしたいだけの場合、14.4Vの普通のインパクトはどう考えても過剰にパワーがありすぎる。
はじめは知り合いの工事業者の方が使っていました。
使ったことがなかったときは、DIY用のものでパワーも耐久性も劣るのでは?と考えていて、まったく選択肢に入れてなかったのですが、話を聞くと、小ねじが多いなら絶対にこれのがいい、と使っている方がおっしゃっていました。
その方は仕事も丁寧で早く、非常に信頼できる方だったので、数日後に購入してみました。
マキタ 充電式ペンインパクトドライバ 7.2V 1.0Ah 白 バッテリー搭載 TD021DSW
記事の上の方にある写真の色違いの白です。
バッテリーと充電器と小さなパーツボックス付。
使ってみて驚きました。
軽さとその使い勝手。
大きなボルトなどを締めないならこれだけで十分です。
特に木ねじをしめる時には本当にいい。
ただ、上にも書いたように、インパクトなので回しすぎが怖いので注意して使う必要があります。
特に、慣れない間は慎重に使って下さい。
DIYでの使用なら上のセットで十分です。
これにインパクト用の六角軸のドライバービットなどがあれば使うことができます。
あえて言えば交換用のバッテリーが有るといいかも。
私が購入した時は上記のものでしたが、現在はちょっと型番が変わってパワーアップしているようです。
マキタ 充電式ペンインパクトドライバ 黒 バッテリー×2・充電器付 TD022DSHXB
バッテリー2個付きでこの値段は安いです。
バッテリーを後から一個購入することもできますが、当然ですが上のセットで買った方がお得です。
マキタ 新・7.2Vリチウムイオンバッテリー A-61254 BL0715
ただ、DIYでペンインパクトドライバーを使うなら別に交換用のバッテリーは無くてもいいとは思いますね。
ならば上のバッテリー1個のほうがちょっとだけ安いから、そちらのほうがいいか?というとそうではありません。
絶対に下のほうがおすすめです。
実はこれバッテリー容量が1.5倍になっています。
上の白は1.0Ah。
で、下のものだと1.5Ahなんです。
しかも、そのバッテリーが2個ついてる。
今なら絶対にこちらの購入をお勧めします。
バッテリー容量が増えるとどうなるか?
当然一回の充電での作業量が増えます。
そして、実際に使うとわかるのですがパワーも増したような感覚となります。
理由は、充電工具全般に言えることなのですが、電池がなくなりだすとパワーも徐々に落ちてしまうから。
バッテリー容量が増えればその分パワーダウンも遅くなります。
パワーが落ちないことによって、体感的にはパワーアップした感覚になるのです。
悪いことは何もないといってもいいと思います。
マキタと日立の比較
他のメーカーでは日立のものを使ったことがありますが、個人的な意見となりますが、マキタのほうが使いやすい印象です。
HiKOKI(ハイコーキ) 旧日立工機 7.2V コードレスインパクトドライバー 充電式 1.5Ahリチウムイオン電池、急速充電器、予備電池、ケース付 グリーン WH7DL(2LCSK)
マキタと日立の違いは、正逆切替とそのスイッチの違いが大きいです。
スイッチを回転させるのではなく、トリガーを引く形状。
普通のインパクトと同じ操作なのでこちらのほうが好みという方もいるかもしれません。
だた、個人的には、マキタの方式のほうが使いやすかったです。
まあ、使い慣れているだけかもしれません。
ただ、締めこむときの力加減は、日立のほうがやりやすいかもしれません。
そう感じても使用感を作業全体とし考えると、私はマキタのほうが好みでした。
マキタ、日立、どちらでも、軽量で使いやすい充電式ペンインパクトドライバーは非常におすすめです。
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